どうも茨城県水戸市で整体・カイロプラクティックなどで腰痛・肩こり・頭痛・お体の諸症状に向き合い頑張っています、見川カイロプラクティックセンター整体院です。
さて皆さん、VRって御存知ですか?
VRとはvirtual reality(ヴァーチャル・リアリティ)の略で、主に上のイラストのようなヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)を眼を覆うように装着して仮想の世界を楽しむというものです。
最近話題のこの技術、かなりの没入感があるらしく、ゲームはもちろんその他にも無限の可能性を感じさせる素晴らしい技術です。
そんな素晴らしくて夢中になりそうなこの技術ですが、整体・カイロ的にはちょっと困ったこともあるのです。
VRは凄い!でも・・
それはVRによって『肩こり・頭痛』が引き起こされる可能性です。
すでにVRプレイヤーの方の中には症状を感じている方もいるかもしれません。
体の正しい姿勢を知ると理解しやすいので、まず姿勢について詳しく解説している上のリンクをご覧いただきたいのですが、ここでは簡単に正しい姿勢について解説しておきます。
上の図は横からの正しい姿勢を表した図(図1)です。
これを見ていただくと、頭は耳の穴と肩の付け根が同じ垂直ライン上に来るような位置にあり、また首には適正な前方への凸カーブ(生理的弯曲)があるのが正しい姿勢です。
これがあることで首の真上に乗っている頭部を支える力は最低限な負荷だけで済み、こりや頭痛など引き起こすことなく自然でいられるわけです。
それではなぜVRが肩こり・頭痛を引き起こすかですが、下の写真をみて下さい。
この写真は友人がPSVRを体験した時の様子ですが、結構大きなHMDが付いているのがおわかりかと思います。
この状態を上記の図1に重ねてみると
こんな感じになります。
これを見ると顔の前面の、しかも顔の中心から遠くの位置に液晶や基盤、レンズなどの重量物が詰まったHMDがありますね。
これをもっと省略してテコの原理と照らし合わせてみると
こんな感じになります。
頭部の支点は環椎(第一頚椎)との関節になり、位置は耳の穴のやや後方になります。
そしてHMDの位置を作用点、頭部の後方を支える筋肉の付着部を力点とします。
支点からHMDの距離とHMDの重量を分かりやすく1とすると、筋肉の付着部(力点)は支点からかなり近くおよそ1/3くらいの位置になり、単純に計算すればHMDの重量を支えるために必要な力は3倍となり、それは頭部の後方を支える筋肉が負担しなければならないのです。
この頭部の後方を支える筋肉というが正に肩こり・頭痛に関わる筋肉で、主に上部僧帽筋や頭板状筋、後頭下筋などが挙げられます。
もちろんHMD自体はその辺も考慮して軽量には作られているのでしょうが、それでも普段の3倍の負荷が余計にかかり続けるとなるとかなりのストレスになります。
さらにゲーム中は上下左右いろいろな方向に頭を動かすわけですから、頭部を支える筋肉はすぐに疲労し緊張してしまい、こりや緊張性・循環障害性の頭痛を引き起こしてしまうのは当然といえるわけです。
さらにこれは正しい姿勢をしていた場合のことでありまして。
ゲームなどに集中し没入するとつい姿勢が乱れてしまい、例えば猫背でプレイし続けたとしたらどうなるでしょうか。
すると上の図にあるように、HMDだけでなく前方へ移動した頭部の重量も支えなければならなくなるため、より大きなストレス、負荷を受けることになります。
さらに急な頭の動きが増えれば疲労して固くなった筋肉は寝違えのような損傷を起こしやすくなり、また過去の事故などでムチウチを患っていたり、これまた肩こりの原因になるストレートネックを持っていたりすればよりその危険性は増します。
それ以外にも小さいお子さんを中心に目へのダメージの可能性も伝えられています。
未来的で素晴らしい、楽しめる技術VRですが、残念なことに結構な危険性もはらんでいるんですね。
ではどうすればいいの?
私もゲームはファミコンからすっとプレイしてきていますし大好きです。
VRが描く未来の世界もものすごく楽しみにしています。
なのでどうすれば良いか、整体・カイロプラクティック的な考えに基づく対処法を幾つかお教えしたいと思います。
①正しい姿勢でプレイする
楽しくプレイし続けるためにはなるべく負荷を減らせばいいわけで、ということは前述した正しい姿勢でプレイすればリスクは減らせるわけです。
上の図は猫背を防ぎ楽に正しい姿勢でプレイしやすくする座り方です。
・膝が90°になるように座面の高さを合わせる
・お尻を背もたれに押し付けるくらい深く座る
・背もたれはなるべく起こして動きを固定する
・基本まっすぐ正面を見る
・コントローラーを持つ手を足の上、なるべく体に近付けて自然に置く
という感じをやってみて下さい。
窮屈なようで結構快適ですよ。
②長くプレイし続けない
とはいっても普段よりHMDで余計な負担がかかりつづけるので、基本長時間の連続プレイは控えた方がいいでしょう。
VRをプレイするのは基本大人の方でしょうから、高橋名人のように『ゲームは1日1時間!』とまでは言いませんが、なるべく1時間に1回位は10分ほどHMDを外し休憩した方が良いと思います。
その時に顔を上に向けるなど、プレイ中の姿勢と逆に動きをするような簡単な体操もするとさらに良いでしょう。
③体を正常な状態で維持する
これはVRに限ったことではありませんが、体が正常な状態で維持されていれば諸症状の悪化を防げますし、症状自体を予防することも出来ます。
もともと症状を持っている方は基本いませんよね?
だんだん正常な状態が乱れてくるから結果いろいろな症状が出てくるのです。
そこでオススメなのが
カイロプラクティック・整体です!
カイロプラクティックは骨格の矯正を基本に行うことで筋肉や神経の働きを正常化する療法です。
VRで体についてしまった変なクセや筋肉の疲労を、カイロプラクティック・整体で正常な状態に整えてあげることで解消し、ストレス無く気持ちよくプレイすることが出来るようになります。
当整体院は米国カイロプラクティック学士号取得のしっかりした施術と、茨城県初の姿勢教育指導士による詳しい姿勢アドバイスをお受けいただけます。
またゲーム好きですからそこに絡んださまざまなアドバイスも出来ると思いますよ。
ご興味の方は遠慮なくお問い合わせくださいね!